この記事では、価格が決定される上で重要な役割を果たす「需要と供給」について解説していきます。需要と供給は、価格を決定する上で非常に重要な役割を果たしています。
僕たち身の回りには「価格」のついた商品があふれています。そして、この価格を決めているのが需要と供給なのです。価格は特定の個人ではなく、市場経済が需要と供給の原理を通して決定しているのです。
経済学の知識がなくても理解できる内容となっています。知識をつけたいビジネスマンなどに読んでいただけたら嬉しいです。
また、この分野はミクロ経済学の分野になります。ミクロ経済学関係の記事をまとめましたので参考までに。
価格は需給バランスで決まる
需要と供給。これらは価格を決定することに貢献します。需要は多くの買い手達よってもたらされます。一方で、供給は多くの売り手達よってもたらされます。そして、この需要と供給のバランスによって価格が決定されるのです。
ある商品ににおいて需要>供給の関係が成立すると、価格は高騰します。逆に需要<供給の関係性になると商品の値段は下落します。
有名な例に「水とダイヤモンドのパラドックス」があります。アダムスミスの『国富論』に書かれています。
水は、必要不可欠だが、ダイヤモンドは日常では役に立たない(使用価値)。しかし、価格を見るとダイヤモンドの方が水より圧倒的に価格が高い(交換価値)。
水はこの世の中にあふれているが、ダイヤモンドは希少性が高い。結果、水は供給が多く、買い手の需要が相対的に少なくなります。一方で、ダイヤモンドは供給が極めて少なく、需要に対して供給が追いつかなくなり、価格が高くなるのです。
このように、水とダイヤモンドの例のように、需要と供給の違いによってある程度の商品価格は決まってくるのです。アダムスミスに関する記事はこちら↓
価格はどのように決まる?:需要曲線と供給曲線
需要と供給によって価格が決まることはわかりました。では、実際にどのように価格が決まるのか?それを需要曲線と供給曲線によって説明することができます。
需要曲線
経済学における需要の厳密な意味は、商品やサービスの価格と求められている量(=需用量)の関係性のことです。そして、それを数値としてグラフに落とし込んだものが「需要曲線」と言います。
この需要曲線こそが「需要」を示しています。グラフは縦軸が商品の価格、横軸が需要量になります。
価格が上がれば需要量は減少します。下がれば需要量は上がります。
なぜこうなるか?感覚的には分かります。そりゃ、値段が高くなれば書いたくなくなりますよ。安いほうがいいです。
これに関して経済学的に理由は存在します。それが
- 代替効果
- 所得効果
の二つです。代替効果は、商品の価格が上がると別の安い商品を代わりに購入する傾向のことを指します。所得効果は、商品の価格が上がると所得にしめる商品の割合高くなります。結果、購入する人が減る傾向のことを指します。
以上の理由から需要曲線は右下に下降をすることになるのです。また、注意すべきは需要と需要量は違うということです。需要とはこの需要曲線が示しているそのものです。一方で、需要量は価格との関係で示される曲線の点でしかないということです。
供給曲線
続いて、供給曲線です。供給曲線は、需要曲線と違い右上に伸びています。
このグラフを見てわかるように価格が上がれば供給量は増えます。価格が下がれば供給量は減少します。価格が上がれば供給量が増える理由には二つの理由があります。
- 企業は価格が高い方が大きな利益を見込めから。
- 利益の大きい商品にはあ新規参入する企業が増えるから。
こうした理由によって供給曲線は成立します。また需要と同様に、供給も供給量とは違うものになりましす。供給量は曲線の一点を指し示す一方で、供給はグラフ全体を示しているのです。
均衡価格
では、需要曲線と供給曲線を掛け合わせて見ましょう。そうするとクロスする点が現れます。この点が均衡価格です。市場では常に均衡価格に収斂していく傾向があるのです。
例えば、ある企業は均衡価格より高い値段でピザを販売すれば、在庫が残り売上が上がりません。結果価格を下げざるを得なくなります。逆に、安い価格でピザを販売している場合、需要量は増大します。結果、企業側は価格をあげることになるのです。
市場のなかでのこうしたプロセスを経て、需要と供給の関係性のなかで均衡価格に収斂していくのです。
さいごに
最後まで読んでいただきありがとうございます!
この記事をきっかけで少し経済学について理解を深めたいと思った方は、以下の書籍から初めてみるのがおすすめです!
それは、『スタンフォード大学で一番人気の経済学入門 ミクロ編・マクロ編』です。
こちらはミクロ経済学に関して難しい数式を使うことなくわかりやすく説明してくれています。
これらの本を理解できたら、次に『スティグリッツ入門経済学』を読んでみるのもアリだと思います。ですが、正直、信じられないくらい分厚いので覚悟は必要かもしれません。
しかし、この本を読めば経済学という学問の全体像を知ることができるのでオススメです。