この記事では、NFTアートの中の王道であるジェネラティブNFTについて解説していきます。
多くのNFTアートがジェネラティブNFTにカテゴライズされています。ですので、ジェネラティブNFTを知ることはNFTアートについて知る上で近道となるでしょう。
そこでこの記事ではジェネラティブNFTの意味や特徴、事例について解説していきます。また、急いでいる方向けにジェネラティブNFTについてまとめると以下のようになります。
- プログラムで複数のパーツを組み合わせて大量生成されるNFTのこと
- 世界最古のCryptoPunksをはじめ多くのNFTアートがジェネラティブNFT
この記事は、経済オタクで仮想通貨にハマっている資本主義の奴隷編集部が執筆しています。
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ジェネラティブNFTとは?
ジェネラティブNFTは複数のパーツを組み合わせて大量に生成されるNFTのことを指します。例えば帽子や肌の色、髪型などのいくつかのパターンを組み合わせることで、多くのパターンのNFTが生成されるのです。
また、ジェネラティブNFTの最初の事例となったのがCryptoPunksでした。さらにCryptoPunksはNFTアートの中でも最古のものになります。様々なPFP用途のジェネラティブNFTが新興プロジェクトによって生み出されました。
ジェネラティブNFTの特徴
投資対象として取り扱われることがある
PFPのNFTは、主に投資対象として取り扱われることがしばしばあります。特に、著名人やセレブ等の富裕層が購入することが多く、一種のブランドや骨董品集めに近いものがあります。
特に、NFTアートの中でもPFP用途のものは非常に人気で、多くの富裕層に購入されています。また、有名人が購入したNFTコレクションが、何百倍にも跳ね上がることもあります。
ネット上のコミュニティー意識を醸成する
ジェネラティブNFTを提供しているコレクションの中には、保有者限定のコミュニティーを提供している場合があります。また、同じコレクションを持つユーザー同士でもSNSでコミュニティー意識を持つ傾向もありました。
ジェネラティブNFTの代表事例であるBored Ape Yatch Club(BAYC)は、保有者限定のコミュニティーを提供しています。コミュニティーの中には、ジャスティンビーバーやネイマールがいたりします。
PFP(Picture For Profile)として使われている
ジェネラティブNFTは、PFP(Piciture For Profile)としての利用用途が想定されるパターンが多いです。
ジェネラティブNFTは似たようで微妙に違うパターンを持つことが多いため、SNSで同じコレクションのNFTを持つユーザー同士でコミュニティー意識が生まれる傾向が見られます。
ジェネラティブNFTの事例
CryptoPunks
CryptoPunks(クリプトパンクス)は、世界最古のNFTアートプロジェクトです。24pxのピクセルアートであり、複数のパーツを素材にプログラムで自動生成して作り出されたジェネラティブNFTの一種です。
パンクやサイバーパンク、および電子音楽アーティストのDaft Punk(@daftpunk)に触発されて生み出されました。また、当初はただの実験として始められ、プログラムで何千もの異なる奇妙な見た目のキャラクター10000体も生成されました。
また、ブロックチェーンはイーサリアムを採用しており、ERC-721規格を最初に使用したNFTアートです。
コレクション名 | CryptoPunks(@cryptopunksnfts) |
作者 | Larva Labs(@larvalabs) Matt Hall:@matthall2000 John Watkinson:@pents90 |
公開点数 | 10,000点 |
公式サイト | cryptopunks.app |
OpenSea | opensea.io |
Bored Ape Yatch Club(BAYC)
コレクション名 | Bored Ape Yatch Club(@BoredApeYC) |
作者 | YugaLabs(@yugalabs) |
公開点数 | 10,000点 |
公式サイト | boredapeyachtclub.com |
OpenSea | opensea.io |
Bored Ape Yatch Club(BAYC)は、2021年4月にYugaLabsから公開されました。主な特徴として、以下の点が挙げられます。
- 世界で2番目に人気を誇るNFTコレクションの一つ
- 複数のパーツを組み合わせる自動生成によって作られているジェネラティブNFT
- 類人猿をモチーフしたイラスト10000体が一般公開
また、BAYCの利用用途は、SNSのプロフィール画像であるPFP(Picture For Profile)が想定されていますが、それ以外に、コミュニティーへの参加チケットとしての利用用途もあります。
現在では、著名人等の購入の背景もありフロア価格が90ETHを上回る勢いで一般の方には手の届かない価格になっています。所有しているのは初期に購入したマニアや一部の著名人・富裕層に限られています。
【インフルエンサー】CryptoNinja NFT
コレクション名 | CryptoNinja NFT(@CryptoNinja_NFT) |
作者 | イケダハヤト(@IHayato) Rii2(リツ)(@rii2_4) |
公開点数 | 35点 |
公式サイト | ninja-dao.com |
OpenSea | opensea.io |
Crypto Ninjaは、ブロガーのイケハヤさんが主体となって作り出したNFTコレクションです。2021年9月にコレクション自体は公開され、当時は大きな話題を呼びました。32体の忍者をモチーフにしたキャラクターデザインとなっています。
コンセプトは、「ここは、誰もが主役になれる里」と言ったように、ファンも主役としてCryptoNinjaの成長に
CryptoNinjaは、「買う」だけでなく、「誰もが参加し、育てていける」キャラクター。NFTコレクションは、その入り口に過ぎません。
NinjaDAO公式サイト
Web3時代を象徴するキャラクターとして、アニメ・P2Eゲームなどの分野にも活躍の場を広げています。
また、CryotNinja NFTが大きな話題を呼んだのは、イケハヤさんによるマーケティング能力の高さによるところも大きかったと言えるでしょう。
CryptoNinja Partners
コレクション名 | CryptoNinja Partners(@cnp_ninjadao) |
作者 | road(@road_ninjart) イケダハヤト(@IHayato) Rii2(リツ)(@rii2_4) |
公開点数 | 22,222点 |
公式サイト | cryptoninja-partners.xyz |
OpenSea | opensea.io |
CryptoNinja Partner(CNP)は、6パターンのイラストとパーツの組み合わせを自動生成することで作り出されたジェネラティブNFTの一種です。
通常、ジェネラティブNFT系のコレクションは大体が10000体と数を絞って販売するのが通常です。ですが、CNPの場合は22222体と非常に多くのNFTを発行している点が特徴です。しかし、それにもかかわらず発行から1日で完売してしまったのです。
Azuki NFT
【お笑い芸人】CHIMNEY TOWN Poubelle(チムニータウンプペル)
コレクション名 | CryptoNinja Partners(@cnp_ninjadao) |
作者 | かんかん(@vivakankan) 西野亮廣(@nishinoakihiro) |
公開点数 | 55点 |
公式サイト | ー |
OpenSea | opensea.io |
CHIMNEY TOWN Poubelleは、キンコンの西野亮廣さんが創始者となって始めたNFTコレクションです。オンラインサロンの中で生まれた。「ゴミのNFTを作ったら面白そう!ゴミNFTを販売したらどうなる?」好奇心の中から生み出されたプロジェクトです。
取引量も217ETHと、かなりの人気を博したNFTコレクションです。
【アーティスト】Neo Tokyo Punks
コレクション名 | Neo Tokyo Punks(@NTP_NFTofficial) |
作者 | NIKO24(@fukusta343) |
取引量 | 1,816ETH |
公開点数 | 2222点 |
公式サイト | neotokyopunks.com |
OpenSea | opensea.io |
Neo Tokyo Punks(@NTP_NFTofficial)は、メタバースのアバターとしての利用が将来的に想定されているNFTコレクションです。取引量は1,816ETHにものぼる人気プロジェクトです。
創業者は、NIKO24(@fukusta343)という人物で、NTP以外には「THE WOLF」「BOX WOLF」「META WOLF」など、狼をモチーフにしたアートを出品しているクリエイターです。
【アーティスト】Aopanda Party
コレクション名 | Aopanda Party(@APP_PANDAO_NFT) |
作者 | Ao Umino(@Devil_Kitties_) |
取引量 | 2,179ETH |
公開点数 | 10000点 |
公式サイト | nft.aopanda.ainy-llc.com |
OpenSea | opensea.io |
Aopanda Party(アオパンダパーティー)は、はTikTokで活躍する日本発のパンダキャラクターをテーマにしたあNFTコレクションです。Aopanda Partyは、さまざまなパーツを組み合わせ自動生成されたゲネラティブNFTの一つです。
作者は、アニメーターのAo Umino(@Devil_Kitties_)さんで、Adobeの公認クリエイターでもある実力者です。
また、NFTを購入する場合は国内取引所でイーサリアム等の仮想通貨を先に準備していると便利です。個人的にbitFlyerはおすすめなのでぜひご利用ください。
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