NFT新しい社会

OpenSea(オープンシー)とは?特徴や始め方、購入方法についてわかりやすく解説。

近年、NFT(非代替性トークン)に対して大きく注目を集めています。そのNFTを始めるならOpenSea(オープンシー)からというのが常識になりつつあります。

そこで、この記事では、OpenSea(オープンシー)というマーケットプレイスの説明と、始め方やNFTの購入方法についてわかりやすく解説していきます。結論から言うと以下のようになります。

  • OpenSeaはOzone社によって運営される取引量世界最大のNFTマーケットプレイス
  • 誰でもNFTの売買ができるプラットフォーム
  • マルチチェーン対応をしているNFTマーケットプレイス
編集長
編集長

この記事は、経済オタクで仮想通貨にハマっている資本主義の奴隷編集部が執筆しています。

この記事でわかること
  • OpenSea(オープンシー)というマーケットプレイスについて知れる
  • OpenSea(オープンシー)の始め方やそこでのNFTの購入方法を知ることができる

また、NFT(非代替性トークン)について分かりやすく解説した記事もあります。あわせてお読みください。

OpenSea(オープンシー)とは?

運営企業と創始者について

OpenSeaの運営企業はアメリカに本拠地を置くOzone社です。2017年にデビン・フィンザー(Devin Finzer:@dfinzer)アレックス・アタラー(Alex Atallah:@xanderatallah)によって創業されました。

当企業によって2017年12月にOpenSeaのベータ版がローンチされ、世界最大規模のNFTマーケットプレイスへと成長を遂げさせ、Ozone社の評価額は100億円にも上る規模に及んでいます。

きっかけとなったのは、NFTブームの先駆けとなったCryptoKitties(クリプトキティーズ)に二人が魅了さたからなそうです。この辺のNFT誕生当初に関してはNFTについて分かりやすく解説した記事をご覧ください。

NFTマーケットプレイスのOpenSea

OpneSeaは、2027年12月にベータ版がローンチされ、2023年時点で取引量世界No.1のNFTマーケットプレイスです。

NFTマーケットプレイスとは、さまざまな種類のNFTアートやNFTアイテムの売買プラットフォームです。誰もがクリエイターとして作品を売買することができる点が特徴です

さらに、2017年当初はイーサリアム(ETH)のみの対応でしたが、現在はPolygon(MATIC)、Klaytn(クレイトン:KLAY)、Tezos(テゾス:XTZ)などの複数のブロックチェーンに対応しています。ただ、取引量のほとんどはイーサリアム(ETH)です。

OpenSeaとは?
  • 取引量世界No.1のNFTマーケットプレイス
  • さまざまな種類のNFTアートやNFTアイテムの売買プラットフォームです
  • 誰もがクリエイターとして作品を売買することができる

OpenSea(オープンシー)の特徴

業界最大規模のNFTマーケットプレイス

OpenSeaは、取引量世界最大のNFTマーケットプレイスです。NFTマーケットプレイスは、NFTアイテムの売買プラットフォームです。クリエイターのNFTアイテムは販売と、買い手のNFTアイテムの購入がOpenSea上で行なわれます。

また、取引イーサリアム等の仮想通貨単位で行われ、NFTアイテムも支払いに使用された仮想通貨はウォレットへと送信される仕組みになっています。

NFTマーケットプレイスとは?
  • NFTアイテムの売買が可能なプラットフォーム

マルチチェーン対応:複数のブロックチェーンに対応

OpenSeaは、現在マルチチェーン対応をしています。マルチチェーン対応とは複数のブロックチェーン上での取引に対応しているという意味です。

そもそも、OpenSeaは2017年当初はイーサリアム(ETH)のみの対応でした。しかし、次第にイーサリアム以外の高性能なブロックチェーンが誕生する中で、複数のブロックチェーンに対応を開始しています。

OpenSeaが対応しているブロックチェーン
  • Ethereum(イーサリアム:ETH)
  • Solana(ソラナ:SOL)
  • Polygon(MATIC)
  • Klaytn(クレイトン:KLAY)
  • Tezos(テゾス:XTZ)
  • BNBチェーン(BNB)
  • Arbitrum
  • avalanche(AVAX)

ただ、OpenSea上の取引量のほとんどはイーサリアム(ETH)です。

誰でもNFTの売買が可能

OpenSeaは、誰でも出品をすることができるNFTマーケットプレイスです。RiableなどのNFTマーケットプレイスでは、出品者が限定されており制限が加えられている場合があります。

そうした、マーケットプレイスと比べて誰でも入れるという点が特徴と言えるでしょう。だからこそ、著名なNFTコレクションが最も生み出すことに成功していると言えます。

OpenSeaで知っておくべき用語

OpenSeaはもちろん、NFTマーケットプレイスを理解する上で重要な概念をここでは解説します。まず重要な概念を以下のテーブルにまとめました。これらの意味を理解するために、NFTがMint(ミント)されてから、二次流通に至るまでの流れから解説していきます。

NFTのMint(ミント)からList(リスト)まで

まず、デジタルコンテンツがNFT化されるには、そのデジタルコンテンツがブロックチェーンに格納され必要があります。このブロックチェーンにデジタルコンテンツを格納することをMint(ミント)と言います。

しかし、デジタルコンテンツがNFT化されるだけでは取引することができません。そこで、OpenSeaにList(リスト)することでユーザーが購入することができるようになります。

用語意味
Mint(ミント)OpenSeaにアイテムをブロックチェーン上に書き込む事。売買はできない
List(リスト)OpenSea上での出品・販売すること、取扱開始というニュアンスが近い
ガス代NFTの購入や送付にかかるネットワーク利用料

NFTの取引の種類とガス代の存在

MintされたNFTをOpenSeaにListすることで取引の準備は整いました。ただ、OpenSeaでの取引にはいくつか種類があります。それが以下の3つです。

OpenSeaの取引の種類
  • Add Cart:表示価格(固定価格)で購入する取引
  • Auction:基本的には期間内に最高価格を提示した人が購入できる取引
  • Offer:販売サイドが売りたい人を選ぶ取引

Add Cartは、最もスタンダードな取引でNFT販売サイドが提示した価格でユーザーが購入する形式です。ECモールをイメージしていただくと分かりやすいと思います。

二つ目がAuctionといって、ヤフオクなどのオークション形式の取引です。期間を販売サイドが設けその中で最高価格を提示した人が購入することができます。Offerに関しては、購入サイドが販売サイドの人にオファーを出して、その中から購入できる人を選ぶ形式です。

用語意味
Add Cart販売サイドが提示した表示価格(固定価格)で購入する取引
Auction期間内に最高価格を提示した人が購入できる取引
Offer販売サイドが売りたい人を選ぶ取引

取引成立後のNFTアイテムの流れ

NFTマーケットプレイスでは、購入したNFTアイテムを転売することが可能です。実際に、投機目的でNFTを転売目的で利用することが多く見られます。その際に転売により収益を狙うユーザーがいます。その時に一次流通だけでなく二次流通というように何度も転売されることがあります。

一番最初の取引を一次流通と言います。そのNFTをさらに別の人に転売したもを二次流通と言います。2次流通のNFTの収益の一部は、最初に販売したクリエイターのもとに還元される仕組みになっています。

用語意味
一次流通List後に初めて成立した取引
二次流通一次流通のオーナーが再販/転売して成立した取引

OpenSea(オープンシー)の始め方とNFTの買い方

OpenSeaでの取引を始めるための準備についてここでは解説していきます。まず大まかな流れを解説していきます。OpenSeaで取引をするには仮想通貨とウォレットをOpenSeaに接続する手続きが必要です。

OpenSeaの開始手順
  • 仮想通貨取引所でETH(イーサ)の入手
  • MetaMask(メタマスク)にETH(イーサ)送金
  • OpenSeaとMetaMaskを接続

仮想通貨取引所でETH(イーサ)を入手

まず、OpenSeaで取引が可能なETH(イーサ)を入手しましょう(他の通貨も使えますがここでは割愛)。そのためには、仮想通貨取引所でETH(イーサ)を日本円と換金する必要があります。

ここでは、普段自分が使っているbitFlyer(ビットフライヤー)を事例に説明します。また、bitFlyerの口座解説はこちらからできます。bitFlyerログイン後、取引所でイーサリアムを入手しましょう。

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bitflyer

MetaMask(メタマスク)にETH(イーサ)送金

仮想通貨取引所で入手したETH(イーサ)はウォレットに送金しましょう。ウォレットの中で最もユーザーが多いMetaMaskを利用することをおすすめします。MetaMaskの開設は以下のリンクから可能です。

送金のためには、Metamaskが「イーサリアムネットワーク」設定になっていることを確認しましょう。

その上で、ウォレットには「ウォレットアドレス」というのが割り振られています。そのアドレスをコピーして取引所の必要事項に記入してウォレットに送信しましょう。やや時間差でウォレットには振り込まれますので、焦らないことが重要です。

OpenSeaとMetaMaskを接続

ウォレットにETH(イーサ)が送金できたことを確認したら、OpenSeaにウォレットを接続しましょう。OpenSeaの画面の以下のマークをクリックするとウォレットの選択画面をが出てきます。そこで先ほどETHを送金した「MetaMask」を選択すると自動的にOpen Seaに接続されます。

欲しい作品を検索し購入

続いて、NFTを探して購入する方法について解説していきます。

例えば、CryptoNinja Partners(CNP)を事例に探してみます。まず、Openseaの検索マークをタッチして「CryptoNinja」と検索してみましょう。すると候補に「Crypto Ninja Partner」と出てくると思います。こちらをクリックすればCNPの公式ページへ飛びます。

ここから、お好きなCNPを購入してみましょう。

OpenSeaで人気のNFTコレクション

Crypto Punks(クリプトパンクス)

NFTが技術的に可能になってから、その火付け役になったのは、Matt HallとJohn Watkinsonが2017年7月に実験的にリリースしたCryptoPunk(クリプトパンク)というプロジェクトです。

以下の写真が、CryptoPunkが出しているNFTアートです。ピクセル画像で、アルゴリズムでさまざまなバージョンが生成される点が話題になりました。リリース当初は無料で配布されていましたが、近年のNFTブームによって20万ドルほどに値上がりをしています。

CryptoPunk(クリプトパンク)引用:https://www.larvalabs.com/cryptopunks

Azuki(アズキ)

Azuki NFTプロジェクトは、日本のアニメ風のイラストNFTを発行している人気プロジェクトです。2021年11月に情報が解禁され、2022年1月にNFTが発行されました。現在に至るまでNFT界隈ではトップレベルに人気なNFTアートの一つです。

未来の分散型ブランドを構築することを目指しており、メタバースへの進出に向けて開発が進められています。最終的にはAzuki NFTは将来的に展開されるメタバース空間でのアバターとして使用される予定です。

さいごに

そこで、この記事では、OpenSea(オープンシー)というマーケットプレイスの説明と、始め方やNFTの購入方法についてわかりやすく解説してきました。内容をまとめると以下のようになります。

  • OpenSeaはOzone社によって運営される取引量世界最大のNFTマーケットプレイス
  • 誰もがクリエイターとして作品を売買することができるNFTマーケットプレイス
  • マルチチェーン対応をしているNFTマーケットプレイス
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