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【図解】APR(年換算利回り)とAPY(年間収益率)の意味と計算方法をわかりやすく解説。

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この記事では、仮想通貨で収益を上げるならば必ず知っておきたいAPY(年収率)APR(年換算利回り)について解説します。

DeFiをやるならば、必ず知っておきたい言葉です。またこの記事では、最低APYとAPRとは

  • APYとは、「Annual Percentage Yield」の略で「複利」の意味になる
  • APRはの正式名称は、Annual Percentage Rate(年換算利回り)で、複利を含まない状態での年間収益率(%)

という意味であることは持ち帰っていただければと思います。

労働者マン
労働者マン

この記事は、経済オタクで仮想通貨にハマっている労働者マンが解説します

この記事でわかること
  • DeFi投資に関する理解ができる
  • APY(年収率)、APR(年換算利回り)

APYとARPを考える前に:複利と単利

APYについて考える前に複利単利の違いについて理解する必要があります。

単利について

単利とは、受け取る利子を元本に入れずに考える計算方法です。

例えば複利10%(年間利回り)のビットコインを1年間100BTCを投資したとします。初年度は100万BTCの元本に10%(10万BTC)の利子がつきます。これを単利といいます

複利について

複利とは、受け取る利子を元本に入れたものに利子がつく計算方法です。

しかし、2年目から利子が単利とは異なってきます。2年目は100万BTCの元本に、1年目に受け取った10BTCの利子もプラスして計算するため利子の対象となるのは110BTCとなります。

そのため、2年目は110万円の10%になり、11万円が利子として受け取れるのです。3年目は121BTC(100BTC+10BTC+11BTC)に対して10%の計算になるため、12.1万円増えて、133.1BTCを合計で受け取れます。

CHECK
  • 単利とは、受け取る利子を元本に入れずに考える計算方法です。
  • 複利とは、受け取る利子を元本に入れたものに利子がつく計算方法です。

APRとAPYの意味と計算式

では複利と単利の違いを理解した上で、APRとAPYの違いを解説していきます。

APRとは年換算利回り

APRはの正式名称は、Annual Percentage Rate(年換算利回り)で、複利を含まない状態での年間収益率(%)を意味します。

APRは、預け入れたトークンを1年後に回収した際の、単純な収益率を表しています。APRを使うことで、収益額を求めることができます。

収益 =APR(%) × 元本

例えば、あなたが100万円分のビットコインを、APR10%で分散型取引所(DEX)に預け入れた場合、あなたが1年後に受け取る利息は10万円、合計で110万円となります。

APR30%なら、30万円分の利息を受け取れます。

ちなみに、1日の収益は

  • 10万円 / 365日=274円

となります。

APRとは?

預け入れたトークンを1年後に回収した際の単純な収益率

APRが使用されている分散型取引所には主に、PancakeSwap、Raydium、SushiSwapなどがあります。

APYとは年収率

APYの正式名称は、Annual Percentage Yieldの略で、複利運用を考慮して計算された年間収益率(%)という意味になります。

APY(年収率)は、複利を考慮した後、任意の金額または投資の収益として毎年得られる利益のレベルを測定します。APYの計算式は次のとおりです。

APY =(1 + r / n)ⁿ-1

またrとnそれぞれは、

  • r =定期的な収益率(または年間APR)
  • n = 〇〇年あたりの複利計算期間

を意味しています。また、実際に表示されているAPYの収益率を達成させるためには、複利運用を繰り返すことが前提となっています。

APYとは?

正式名称は、Annual Percentage Yieldの略で、複利運用を考慮して計算された年間収益率(%)という意味

APYが使用されている分散型取引所には主に、Compound、Curve.fiなどがあります。

・APRとAPYの違い

APRAPYの2つの違いを一言で表すと、複利を考慮して計算されているか、そうではないかです。

これを言い換えると単利計算か複利計算かという点でも違いがあります。APRは、単利計算(APR)の場合を想定します。単離計算とは利益が確定した際に、原資(元本)だけをそのまま運用することです。

一方で、APYは複利計算(APY)の場合を想定します。複利計算とは、投資によって得た利息を、原資(元本)に追加して運用することです。

APRAPY
正式名称Annual Percentage Rate(年換算利回り)Annual Percentage Yield(年換算利率)
計算方法単利計算複利計算
再投資時の投資額元本のみ元本+配当
理論上の収益率年間を通してほぼ一定半年以降に大幅増
数値の表記低い高い
取引所の例PancakeSwap、RaydiumCompound、DODO、Curve

また、1日単位での複利運用を前提とした数字の場合、APYはAPRに比べ、高い数値が表示される傾向があります。

APYやAPRはどんな時に使う?

APYやAPRを使用する場面としては、

  • イールファーミング
  • レンディング(貸仮想通貨)
  • ステーキング

などが挙げられます。これらについて簡単に解説していきます。これらのサービスは主に利息がつくため、利用する際はAPYやARPを必ず使う必要があります。

イールドファーミング

イールドファーミングとは暗号資産などをDEXなどに貸すことで、流動性を提供する見返りに利息や手数料、もしくはトークンを受け取ることのできる仕組みです。

預ける通貨は2種類必要です。これを通過ペアと言います。通貨ペアを預けることでLPトークンを獲得できます。これは預けている期間が長ければ長いほど、複利で利益が大きくなります。

イールドファーミングとは?

暗号資産などをDEXなどに貸すことで、流動性を提供する見返りに利息や手数料、もしくはトークンを受け取ることのできる仕組み

暗号貸付(レンディング)

レンディング(貸仮想通貨)プロトコルとは、仮想通貨の貸し手と借り手をマッチングさせるプラットフォームのことです。有名なものにはCompoundやBinanceなどプラットフォームが存在します。

サービス内容としては、銀行と近いものだと思ってください。銀行と同じく貸し手は金利が手に入り、借り手は金利を払う必要があります。

レンディングとは?
  • 仮想通貨の貸し手と借り手をマッチングさせる””場””
  • 仲介業者が存在しないのが特徴

ですが、貸し手と借り手の取引を仲介する銀行のような仲介が存在しないのがレンディングの特徴です。具体例としてはCompoundなどが挙げられます。

また、借り手は借りた額の150%を担保にしなければならないシステムを導入しているプラットフォームもあります。これは借り手が返済できないことを防ぐためです。

④ステーキング

ステーキングとは、DEX(分散型取引所)のトークンを保有した見返りとして、報酬を得ることができる機能のことです。

ステーキングも報酬などに対してAPRやAPYなどの表示がなされています。そこから、将来の獲得できる利益を計算することができます。

APRとAPY計算が楽にできるツールを紹介:Convert APR to APY

APRから、APYを計算するツールとして、「Convert APR to APY」という非常に便利なツールがあります。webサイト上で動作するツールのため、気軽に使えるのでおすすめです。

Convert APR to APY

左のAPYの欄に数値を入力(今回は100%)して、真ん中の部分は以下の期間設定ができます。

  • Daily(毎日)
  • Weekly(1週間)
  • Monthly(1ヶ月)
  • Semi-Annually(半年)
  • Annually (1年)

自分が報酬を引き出すタイミングの期間を選択して見てください。

毎日複利をもらい運用した場合のAPYを知りたいなら「Daily」を選んでください。「Daily」を選ぶと、APY171%と自動で表示されます。

またDailyを選択しても他の期間の場合のAPYも表示されているのが便利です。

まとめ

今回は、APYの概念、誤解を生みやすい「APY」と「APR」の違いや計算方法などについて具体的な数字を用いて解説してみました。

特にDeFi業界では、インパクトのある利回り(主にAPY)を用いて、サービスの利用を促す傾向にあるので、実際の利回りについてはよく検討の上、投資判断をしましょう!


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