この記事では、Web3.0時代のWebブラウザのBrave(BAT)とそこから発行されているBAT(Basic Attention Token)について解説していきます。近年、Web広告がプライバシーの観点から批判される場面が増え始めています。
その中で、Braveブラウザは個人情報を追跡する機能からユーザーを守った上で、BATを稼ぐことができる画期的なブラウザです。しかも、インターネットの重鎮が作ったブラウザというのが信頼できる点です(後ほど解説します)。Brave(BAT)についてまとめると以下のようになります。
- JavaScriptの生みの親ブレンダン・アイクが開発した次世代の高速ブラウザ
- Braveブラウザは個人情報を追跡する機能からユーザーを守った上で、BATを稼ぐことができる
- Braveブラウザでは稼げて数千円程度だが、高機能なので使いやすい
この記事は、経済オタクで仮想通貨にハマっている資本主義の奴隷編集部が解説します
Brave(ブレイブ:BAT)とは?どこの国のブラウザ?
運営企業と創始者
Braveブラウザは、アメリカ合衆国の企業Brave Softwareによって運営されているサービスです。Mozilla(firefoxを開発した会社)の元CEOであるブレンダン・アイク(Brendan Eich)氏がを設立した企業です。彼らは2016年2月にはiOS版とAndroid版のBraveとBATを公開しています。
ブレンダンは、インターネットの発展に素晴らしい貢献をしてきた人物で、JavaScriptの生みの親であり、Netscape と Mozillaなど著名なブラウザを開発してきています。
ブラウザに関して知りたい方はブラウザ戦争について解説した記事もあわせてお読みください。
WebブラウザBrave
WebブラウザBraveは、次世代ブラウザともいわれるブロックチェーン上に展開されるサービスです。
Braveは広告をブロックする代わりに自身でプライベートな広告を配信しており、Braveユーザーは、Braveの配信する広告を閲覧するかどうか、及び広告の表示数をユーザー自身で選択することができます。
Braveでは広告をブロックすることができます。Brave Shields(ブレイブ・シールド)という技術によって広告ブロックを可能にしています。これにより、無駄な広告がブロックされることでページの高速表示が実現しました。PCの2倍、スマートフォンの最大8倍も速いページ読み込み速度ともいわれています。
さらに、広告ブロックを解除して広告を閲覧すレバBATトークンを稼ぐこともできます。これをのちに解説するBrave Rewards(ブレイブ・リワーズ)という機能です。
BAT(Basic Attention Token)
BAT(Basic Attention Token)は、Braveブラウザを利用するなかでユーザーに付与されるトークンのことです。さらに獲得したBATトークンは、YouTubeの生配信、eスポーツの投げ銭に利用ができるようになる予定です。
通貨名 | Basic Attention Token |
シンボル | BAT |
現在の価格 | ¥24.80 |
時価総額 | ¥37,060,094,861 |
市場ランキング | 88位 |
公式サイト | brave.com |
Brave(BAT)ブラウザの仕組み
次世代ブラウザのBraveには、以下のような特徴があります。
- 広告ブロック
- プライバシー保護
- ページの高速表示
こうした特徴を実現することができたのは、以下で解説する広告ブロックの機能やをはじめとした特殊な機能によるところが大きいです。
Brave Shields(ブレイブ・シールド)による広告ブロック
Braveの大きな特徴としてあげられるのが、広告のブロックです。現在のWeb広告はユーザーの情報を取得します。そのために、キャッシュという機能を利用することでユーザーの行動を追跡が可能です。これが個人情報の観点から問題にもなっています。
こうしたWeb広告を、Brave Shields(ブレイブ・シールド)という機能を用いることで広告をブロックすることが可能になりました。広告が表示されないことでページの読み込み速度も早くなりました。
Brave Rewards(ブレイブ・リワーズ)によってBATを稼げる
Braveは、広告ブロックを解除し、Braveが独自に配信する広告を閲覧することでBATを稼ぐこともできます。その機能がBrave Rewards(ブレイブ・リワーズ)です。
この機能は、キャッシュ等のユーザー追跡機能を排除した上で、プライバシーを重視した広告をみることが可能になります。
Brave Rewardsで稼ぐための方法についてはのちに解説します。
イーサリアム上に展開されいる
Brave(BAT)ブラウザは、イーサリアムというブロックチェーン上に展開されたブラウザアプリケーションです。
イーサリアム上にはdApps(分散型アプリケーション)がいくつも展開されていますが、Brave(BAT)はその一つです。 イーサリアムとは何か知りたい方は以下の記事もあわせてお読みください。
Braveブラウザの稼ぎ方・どのくらい稼げるのか?
では、Braveで実際にどの程度の金額を稼ぐことができるのでしょうか?印象としては1年で4000円程度稼げている人は見かけました。自分自身でも試しに使ってはいるのですが、わざわざ広告を見たいとも思えず、30円程度しか入ってきていません。
流石に、広告だけを見て生きていくのは難しそうです。
ただ、ページ表示速度も速く、Youtubeの広告もオフにすることができる上にいくらか入ってくるという点では、非常に良いブラウザであると思います。
webブラウザのbraveを利用してちょうど1年になる。
— テトリス (@ueharatetris) April 22, 2022
1年で44.118BATを稼いだ。今現在の価値で概ね4400円
広告表示させるだけで稼げるから微々たるものだがやらないよりやったほうがいい。
100円ずつ毎月積み立てているような感じ。
あとは、キャンペーンでもらったりなど。 pic.twitter.com/bdETlvuPpD
Braveブラウザで2.07USD稼いだ pic.twitter.com/CcmrL3vzjT
— 芋野斧子 (@im_onoko) January 9, 2022
Brave(BAT)の価格動向
さいごに
この記事では、Web3.0時代のWebブラウザのBrave(BAT)とそこから発行されているBATトークンについて解説していきました。
近年、Web広告がプライバシーの観点から批判される場面が増え始めています。そうした中で、Braveのようなブラウザは徐々に多くの人に受け入れられる可能性が高いのではないでしょうか?
この記事の内容をまとめると以下のようになります。
- JavaScriptの生みの親ブレンダン・アイクが開発した次世代の高速ブラウザ
- Braveブラウザは個人情報を追跡する機能からユーザーを守った上で、BATを稼ぐことができる
- Braveブラウザでは稼げて数千円程度だが、高機能なので使いやすい