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Curve Finance(カーブスファイナンス:CRV)とは?特徴や仕組み、将来性について解説。

この記事では、Curve Finance(カーブスファイナンス:CRV)とそこから発行されているCurve DAO Tokenについて解説していきます。Curve Financeはステーブルコインのスワップに特化したDEX(分散型取引所)です。

現在も、非常に人気の高いDEXでありDeFiについて詳しくなりたければ必ず押さえておくべきものでしょう。Curve Financeについてまとめると以下のようになります。

  1. ステーブルコインのスワップに特化したDEX(分散型取引所)
  2. 運営がCurve DAOによって分権的にになされており、コミュニティーの動きが活発なDeFiプロトコルの一つ
編集長
編集長

この記事は、経済オタクで仮想通貨にハマっている資本主義の奴隷編集部が解説します

この記事でわかること
  • Curve Finance(カーブスファイナンス:CRV)の特徴や機能について知ることができる
  • Curve Finance(カーブスファイナンス:CRV)の将来性について知ることができる

Curve Finance(CRV)とは?

運営組織と創始者

Curve finance のCEO兼創業者は、マイケル・エゴロフ(Michael Egorov)氏です。

マイケル・エゴロフ

彼はMonash Universityで物理学学士を取得後、エンジニアとして就職後、2回目の起業を2020年6月にした時にCurve Financeを立ち上げました。

ただ、運営組織はCurve DAOと呼ばれるDAO(自律分散型組織)によって非中央集権的な運営がなされています。

Curve finance(カーブファイナンス)

Curve finance(カーブファイナンス)とは、AMM(自動マーケットメーカー)型の分散型取引所(DEX)です。Curve financeの特徴は、ステーブルコインのスワップに特化したDEXで、TVLもDeFiプロトコルの中ではトップレベルです。

Curve financeは、2020年の立ち上げ当初はイーサリアム上に展開されていましたが、サービスが拡大するにつれてPolygonやAvalanche等のブロックチェーンにも対応するようになり、マルチチェーン対応のDEXへと成長を遂げています。

Curve financeとは?
  • 流動性プールに対して売り手と買い手両者ともに取引をします。
  • 価格決定はアルゴリズムに基づいてされます。
  • 流動性提供者にはトークン等の報酬が付与さっる

Curve DAO Token(CRV)とCurve DAO

Curve financeの運営は、Curve DAOというDAOによって運営がなされています。この組織のガバナンストークンとしてCRV(Curve DAO Token)が発行されています。

DAOでの提案や投票にはCurveのガバナンストークンCurve DAO Token(CRV)が必要になります。具体的には、Curveでは仮想通貨を貯めておくプールを作る際に、Curve DAOで投票にかける必要があります。

また、CRVトークンをCurve financeにロックすると、CRVトークンを増やすことができ、DAOメンバーが流動性を提供する代わりに

サービス名Curve Finance
独自トークンCRV
プール量18,125,979,329ドル
公式サイトcurve.fi
公式Twitter公式Twitter

Curve Finance(CRV)の仕組み

マルチチェーン対応をしている

当初CurveはEthereum上でリリースされ、2022年7月現在、Polygon、Avalanche、Fantom、Arbitrumなどでも展開されています。

また、2022年の年末には、レイヤー2ソリューションのzkSync2.0のメインネット上にデプロイされ、利用可能になることが12月14日に発表されており、着々とエコシステムを拡大しています。

Curveが接続してるチェーン
  • イーサリアム(Ethereum)
  • アバランチ(Avalanche)
  • セロ(Celo)
  • ファントム(Fantom)
  • ムーンビーム(Moonbeam)などといったブロックチェーンの他
  • ポリゴン(Polygon)
  • アービトラム(Arbitrum)
  • オプティミズム(Optimism)といったL2と呼ばれるブロックチェーン

AMM: 自律的マーケットメイカーの分散型取引所

計算式に基づいて自動的に交換レートが提示され、コインを交換できる取引所です。

ユーザー同士で取引を行う形式を、AMMと言います。AMMは流動性プール(お金が溜まった金庫)に対して売り手と買い手両者ともに取引をします。価格決定はアルゴリズムに基づいてされます。そのため、価格はすでに決まっているのです。

コインを交換したいユーザーが手に入れるコインは、流動性供給者と呼ばれるユーザーがプールに供給しています。流動性供給者は手数料収入の一部を分配されます。

AMM形式の取引所とは?
  • 流動性プールに対して売り手と買い手両者ともに取引をします。
  • 価格決定はアルゴリズムに基づいてされます。
  • 流動性提供者にはトークン等の報酬が付与さっる

イールドファーミングにより流動性の確保

Curveで流動性を提供していることを表すLPトークンをCurveに預けるとCRVトークンが付与されます(イールドファーミングYield Farming)。

また、さらにCRVをCurveにロックすることで、付与されるCRVの量を増やす(ブースト)ことができます。付与されたそばからCRVを売らない忠実なユーザーにより多くの対価を与える施策といえばよいでしょうか。

イールドファーミングとは?
  • イールドファーミング(Yield Farming)とは、DeFiのプロトコルで仮想通貨を運用して、報酬を得ること

Curve Finance(CRV)の将来性

エコシステムの拡大に注力

エコシステムの拡大に注力に非常に積極的にアクションをとっているのがCurve Finance(CRV)で、こういった点は将来性に期待が持てます。

例えば、Curve Finance(CRV)は、Optimismに助成金取得に向けて動いたことがあり、その際に独自トークン「OP」の配布を要請しています。CurveはOptimismのネットワーク上にローンチしています。

コミュニティーが活発に機能している

コミュニティーが活発に機能している点もCurveの将来性が明るい点でしょう。「Curve War(s)」と呼ばれるCurveを舞台にしたプロトコル間の競争はが起こっています。そのくらいCurve のプロダクト力は高くなっています。

例えば、Convex FinanceはCurve上での影響力を強めて多くの収益を得るために、ユーザーにインセンティブを提供し、yearn.financeとシェア争いを繰り広げてきました。Convex FinanceはCRVをファーミングしている最大のDAOメンバーとなりました。

Curve Finance(CRV)の価格動向

さいごに

この記事では、Curve Finance(カーブスファイナンス:CRV)とそこから発行されているCurve DAO Tokenについて解説していきました。

現在も、非常に人気の高いDEXでありDeFiについて詳しくなりたければ必ず押さえておくべきものでしょう。Curve Financeについてまとめると以下のようになります。

  1. ステーブルコインのスワップに特化したDEX(分散型取引所)
  2. マルチチェーン対応をしておりAMM型の分散型
  3. 運営がCurve DAOによって分権的にになされており、コミュニティーの動きが活発なDeFiプロトコルの一つ
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