この記事では、NFTソーシャルメディアのNafterというプロジェクトについて解説していきます。
最低でもNafterとは
- Nafterは、ユーザーがNFTを作成(mint)し、NFTを売買することができ、さらに双方向でコミュニケーションをすることができるWebアプリケーション
- Nafterが発行する仮想通貨をNAFT
といったものであると抑えておいてください。
この記事は、経済オタクで仮想通貨を愛している資本主義の奴隷編集部が解説します
Nfter(NAFT)とは?
Nafterというプロジェクトと、そこが発行するNAFTという仮想通貨について解説していきます。
運営主体と運営チーム
運営主体はベトナムの企業であるNafterです。Jonathan Sulayが創業者でCEOを現在勤めています。
主に、以下で解説するNFTを発行、売買ができるインスタグラムのようなSNSを提供している企業です。NFTが変える場所といえばOpenseやラリブル、Foundationなどの取引所がメインでした。
しかし、Nafterは取引所ではなくSNSという切り口でNFTが売買できるプラットフォームを提供した点がユニークでした。
運営チームは9人で少数運営がなされています。
Nafter.io
Nafterは、Nafter.ioというソーシャルメディアを提供しています。Nafterの主力のサービスになります。
Nafter.ioは、ユーザーがNFTを作成(mint)し、NFTを売買することができ、さらに双方向でコミュニケーションをすることができるWebアプリケーションです。
簡単にいうと投稿内容を販売することができるinstagramです。BNBやイーサリアム、NAFTなどのトークンでNFTの売買が可能になります。
また、接続も簡単で、メタマスクなどのウォレットがあれば簡単にアカウントを作ることができます。
NAFTトークン
NAFTはNafter.ioの中での取引で使用されます。それ以外にも、ガバナンストークンとしての機能も持っています。
ガバナンストークンとは、その仮想通貨を持っていることで、コミュニティーやサービスの方向性を決めるための投票権の機能を持っている通貨のことです。
またステーキングによってNAFTトークンで報酬を獲得することもできます。
通貨名 | NAFTトークン) |
---|---|
シンボル・単位 | NAFT |
価格 | ¥0.3050 |
時価総額 | ¥152,000,000 |
ホワイトペーパー | リンク |
公式Twitter | @NafterAPP |
アプリ | Nafter.io |
Nfter.ioの特徴
Nafter.ioはユーザーがNFTを作成し、NFTを販売し、対話できる、完全に機能するSNSです。Nafterには主に以下のような特徴を備えています。
投稿内容をNFT化して販売できる
Nafterの一番の特徴は、普段使っているSNSにプラスして、投稿内容をNFT化して販売できる点にあります。
通常のSNSですと、投稿してそれに対するいいねを貰うというメリットしかありませんでした。しかし、Nafterはクリエイターや発信者が仮想通貨の収入を得ることができる点が画期的でした。
正直、機能的にはOpenseaなどのNFT取引所と変わりません。ただ、SNSとして売り出している点が、ユーザーの参入ハードルを下げていると思われます。
複数の仮想通貨による取引が可能
また、Nafterでは以下の3つの仮想通貨で売買ができます。
1つの特定のコインのみに固執する他のプラットフォームと比較して、複数の仮想通貨が使えるので利便性も高くなります。
イーサリアムとBNBはブロックチェーンが違うため、どちらかの通貨しか使えないとユーザーの利便性は下がってしまいます。
ただ、BNBやイーサリアムという取引数量の多い仮想通貨が使えるため、多くのユーザーが利用するのを促進すると思われます。
サブスクリプション機能による限定コンテンツを提供
またクリエイターはサブスクリプション機能でも収益を得ることができます。Youtubeのメンバーシップ機能に近いものです。
ただ少し違う点は、ステーキングという機能が応用されている点です。支払ったトークンは、クリエイターのステーキングプールに入ります。
そのため、その後もサブスク購入者は報酬を得ることができるのです。
Nafterの仕組み
Nafterの仕組みについて解説していきます
Binance SmartChain(BSC)上で展開されている
Nafterは、BNBチェーン(旧BSC)上で確立されています。
BCSとは、Binanceが提供するスマートコントラクトが実装されたブロックチェーンです。
BCSからは様々なアプリケーションやDeFiなどのサービスを展開することができます。具体的にはPancakeSwapや1inchなどのDEX(分散型取引所)などが挙げられます。
BCSは、イーサリアムと比較して手数料が安いため、イーサリアム上で展開されるOpenSeaなどと比較してコストを抑えて販売することができます。
Pancake Swapに上場している
NAFTトークンはPancake Swapで入手することができます。
Pancakeとは、DEX(分散型取引所)です。DEXとは、仲介者なしでユーザー同士での取引ができる取引所のことです。
PancakeSwapは、Nafter.ioのランディングページ内から直接利用できます。
また、 現在NafterはNafter Swapという独自の分散型取引所を開発中です。2022年の第二四半期に実装される予定となっています。
バーンによるNAFTトークンの価格維持
NAFTトークンはデフレトークンです。
NAFTトークン使用された際に、一部がバーンされます。バーンとは、通貨を廃棄することで、供給量を減らしトークンの価値を維持する仕組みのことです。
Nafterの将来性
現在、NFT市場は大きく拡大しています。日本国内でもNFTを所有しているという割合が26%ほどと言われる調査も出ています。
ただ、現時点ではまだ一般の方にも普及しているとは言えない状況です。
NFTというものに対する心理的障壁が下がらない限り、NFTは普及は遅れてしまいます。(NFT(非代替性トークン)とは?わかりやすく解説。)
Nafterの将来性は、今後のNFTの普及度合いに左右されることは間違い無いでしょう。
さいごに
この記事ではNafterについて解説してきました。
- Nafterは、ユーザーがNFTを作成(mint)し、NFTを売買することができ、さらに双方向でコミュニケーションをすることができるWebアプリケーション
- Nafterが発行する仮想通貨をNAFT
今後、NFT界隈からは次々に新しいサービスや技術が出てきます。そうした中でNafterがどのように対応していき、どう進化していくのか。注視する必要がありそうです。