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MakerDAO(メーカーダオ:MKR)とステーブルコインのDAI(ダイ)について紹介!概要や特徴をわかりやすく解説。

この記事では、MakerDAO(メーカーダオ:MKR)とステーブルコインのDAI(ダイ)について解説していきます。MakerDAOは、ステーブルコインDAIをはじめ、さまざまはなDeFi(分散型金融)を提供しています。

DeFiを語る上で欠かすことができないレベルまで成長を遂げた古参のMakerDAOとDAIについてわかりやすく解説していきますので、ぜひ最後までお付き合いください

  • MakerDAOは、ステーブルコインDAIをはじめとしたDeFiサービスを提供するプロジェクト
編集長
編集長

経済と仮想通貨をこよなく愛している資本主義の奴隷編集部が執筆しています。

この記事を読むメリット
  • MakerDAO(メーカーダオ:MKR)とステーブルコインのDAI(ダイ)について知ることができる
  • MakerDAO(メーカーダオ:MKR)が提供するDeFi(分散型金融)ついて知ることができる

MakerDAO(メーカーダオ:MKR)とは?

MakerDAOの開発者と運営母体

Makerは、ルーン・クリスチャンセン(Rune Christensen)氏を中心とした開発者グループが2015年に開発を行いました。その後、開発の主体はMaker Foundation(メーカー財団)という非営利団体が中心となっています。

Rune Christensen

MakerDAOとステーブルコインのDAI

MakerDAOは、DeFi領域を中心にステーブルコインDAIの発行や管理を行うプロジェクトです。 中央管理者が不在のDAO(分散型自律組織)として機能しています(→DAOとは?)。

MakerDAOが管理するDAIは、米ドルと連動した仮想通貨担保型のステーブルコインです。当初はイーサリアムを担保としていましたが、現在は複数の仮想通貨を担保にしたステーブルコインとなっています。

その他MakerDAOは、Maker TeleportやDSR(Dai Savings Rate)などのDeFiプロトコルの開発も進めており、最大手のDeFi(分散型金融)の一つに君臨しています。また、ステーブルコインとは何か知りたい方は以下の記事もあわせてお読みください。

MKRトークン

MakeDAOは、MKRトークンを発行しています。DAOの運営での、投票権として機能するガバナンストークンとして使われています。その他、DAIの担保資産を引き出す際に発生する支払手数料(Stable Fee)として使用されます。

さいごに、MKRは資金調達手段としても機能しており、DAIと米ドルの連動が損なわれかけた時にはMKRトークンを発行して資金調達を行うことができます。

ステーブルコインのDAIとは

ステーブルコインDAIは米ドルと価値が連動したステーブルコインです。DAIは、仮想通貨担保型ステーブルコインです。ステーブルコインでは法定通貨担保型や無担保型などがありますが、仮想通貨担保型ではDAIが唯一の成功した銘柄です。

DAIには単一の仮想通貨を担保にするものと、複数銘柄を担保にする二種類があります。現在は複数銘柄を担保に運用されているDAIのみとなっております。それぞれ解説していきます。

SAI(Single Collateral DAI:単一担保)

DAIは、公開から2019年に至るまではイーサリアム(ETH)を担保として発行されていました。

イーサリアムをVault(ヴォールト)と呼ばれるプログラムされたスマートコントラクトへ預け入れることで、イーサリアム担保のDAIを発行することができました。この単一担保のDAIのことをSAI(Single Collateral DAI)といいます。

しかし、イーサリアム単一担保型のDAIは、米ドルへのペッグが非常に難しく、価格変動が多くなってしまう難点がありました。

MCD(Multi-Collateral DAI:複数担保)

2019年以降から、DAIは複数担保型への移行ななされました。単一担保のDAI(SAI)は使用されなくなりました。それは、単一担保だと価格変動が大きく米ドルペッグが難しくなったからです。

そこで生み出されたのが、MCD(Multi-Collateral DAI:複数担保)と呼ばれるDAIです。MCDは、複数の仮想通貨銘柄を担保に米ドルとのペッグを維持しています

最初に、BAT(Basic Attention token)が担保資産に加えられたことで、複数担保型のDAIが生まれました。複数担保であることで、価格変動に対しても強く安定したステーブルコインへと近づいていきました。

2022年現在では、30種類以上の仮想通貨を担保に発行可能になっています。また、USD Coin(USDC)やTether(USDT)のような法定通貨担保型のステーブルコインも担保に加えることができるようになりました。

法定通貨担保型の例
  • SAI(Single Collateral DAI):イーサリアムのみを担保としたDAIのこと
  • MCD(Multi-Collateral DAI:複数担保):複数の仮想通貨銘柄を担保に米ドルとのペッグを維持しています

MakerDAO(メーカーダオ:MKR)のDeFiプロトコル

DeFiプロトコルMaker Teleport

MakerDAOは、DAIのみではなく、ブロックチェーン間のトランザクションを高速処理できるプロトコルを開発しています。それが、Maker Teleport(メイカーテレポート)です。

2022年11月16日に実装開始を発表しました。Maker Teleport(メイカーテレポート)により、イーサリアムのL2チェーン間でのDAIのトランザクションが即時に可能となりました。

Maker Teleportとは?
  • イーサリアムのL2ブロックチェーン間のトランザクションを高速処理できるプロトコル

DSR(Dai Savings Rate)

DSR(Dai Savings Rate)とは、先に説明したMCD(Multi-Collateral DAI)が公開されるにあたり付随して開発された機能です。DSRは、簡単にいうとDAIを預けると金利を獲得することができるものです。

DSRが開発された目的は、DAIの需要と供給のバランスを制御して価格の安定を図ることを目的としています。そのために、総供給量の一部をロック(引き出しできないようにする)する必要がありました。

そこで、DAIをDSRにロックしたユーザーには金利を付与するインセンティブを与える仕組みを提供したのです。従来はDAIを引き出す際の支払手数料(Stable Fee)をユーザーが支払うことでDAIの供給量を制御していましたが、DSRの登場でロックによる供給量の調整をするようになっています。

DSR(Dai Savings Rate)とは?
  • DAIをDSRにロックしたユーザーには金利を付与するインセンティブを与える仕組みを提供することでDAIの需要と供給を安定させる

MakerDAO(メーカーダオ:MKR)の価格動向

さいごに

DeFiを語る上で欠かすことができないレベルまで成長を遂げた古参のMakerDAOとDAIについてわかりやすく解説していきました。 MakerDAOについてまとめると以下のようになります。

  • MakerDAOは、ステーブルコインDAIをはじめとしたDeFiサービスを提供するプロジェクト
  • DAIは、仮想通貨担保型ステーブルコインであり、複数銘柄を担保にして米ドルにペッグされている
  • DAIの利便性を上げるために、MakerTeleportやMSRなどのDeFiプロトコルが開発されている
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