この記事では、主にミクロ経済学におけるコストに関するお話をします。具体的には
- 総費用
- 可変費用
- 固定費用
について簡単に解説してきます。同じコストでも、経済学では性質ごとに分けて考えます。
また、そもそもマクロ経済学の全体像について理解できていない方は以下の記事を読んでみてください。
総費用について
生産者は、利潤を最大化することを目的に生産量を決定します。
まず、といいます。そして、生産量と総費用の関係性をあらわしたものが総費用関数になります。グラフであらわしたものが総費用曲線です(以下のグラフ参照)。
総費用曲線は逆S字型の総費用曲線が一般的です。
可変費用(VC)・固定費用(FC)について
総費用は二つの要素から構成されています。それは、可変費用(VC:variable cost)と固定費用(FC:fixed cost)です。数式で表すと以下のようになります。
総費用(TC)=可変費用(VC)+固定費用(FC)
可変費用(VC)
可変費用(V)は、生産量に比例して変化する費用のことをさします。例えば、商品の原価などが該当するでしょう。生産した分だけ原価は大きくなります
固定費用
固定費用(FC)とは、生産量に関係なく必要となる一定の費用のことです。例えば、事務所や管理にかかる費用などは生産量に関係なく発生する費用です。
さいごに
最後まで読んでいただきありがとうございます!
この記事をきっかけで少し経済学について理解を深めたいと思った方は、以下の書籍から初めてみるのがおすすめです!
それは、『スタンフォード大学で一番人気の経済学入門 ミクロ編・マクロ編』です。
こちらはミクロ経済学に関して難しい数式を使うことなくわかりやすく説明してくれています。
これらの本を理解できたら、次に『スティグリッツ入門経済学』を読んでみるのもアリだと思います。ですが、正直、信じられないくらい分厚いので覚悟は必要かもしれません。
しかし、この本を読めば経済学という学問の全体像を知ることができるのでオススメです。