ミクロ経済学経済学

生産関数と限界生産力について分かりやすく解説。

ミクロ経済学
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この記事では生産関数と限界生産力について解説します。

生産者の行動目的は、利潤最大化です。そのためには、資本や労働のコストを最小限にした上でインプットする必要があります。生産関数によって、そのための行動を可視化することができます。

このように、生産者の行動を可視化したのが生産関数です。

この記事でわかること
  • 生産関数の考え方について理解できる
  • 生産者理論の概要をつかめる
  • 限界生産力について理解できる

また、そもそもマクロ経済学の全体像について理解できていない方は以下の記事を読んでみてください。

ミクロ経済学の記事一覧

経済学とは?
ミクロ経済学の全体像
▼需要/供給曲線の導出
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▼需要/供給曲線の分析
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生産者の行動目的は、利潤最大化です。そのためには、資本や労働のコストを最小限にした上でインプットする必要があります。生産関数によって、そのための行動を可視化することができます。

生産要素:資本・労働・土地について

生産関数に関してお話しする前に、何かモノを生産する際に必要な生産要素について解説します。

財・サービスを生産するためには、資本・労働・土地の3つの生産要素が必要となります。資本とは例えば工場や機械などがあげられます。労働は、その名の通り労働者の労働力のことです。また、土地は労働や資本が

 現代の経済学では土地はあまり重視されません。そこで今回土地に関する解説は割愛します。ですので、ここでは資本と労働を組み合わせて財・サービスを生産すると考えます。

生産関数とは?

生産関数とは

生産関数とは、生産要素(労働・資本)の投入量と、投入の結果えられる生産量の関係をあらわしたものがです。

そして、生産関数は、

  • 資本(K)生産量(Y)の生産関数
  • 労働(L)生産量(Y)の生産関数

の2種類が求められます。また、前者の場合は、労働は一定と仮定します。後者の場合は、資本は一定と仮定します。

生産関数の数式

生産関数の数式は

Y(生産量)=f(L,K)

となります。この生産関数をグラフで表したのが生産曲線です。横軸は資本(K)もしくは労働(L)の投入量、縦軸は生産量をおきます。かたちが凸型になっているのは、限界生産力が徐々に逓減すると仮定されているからです。

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生産関数とは、生産要素(労働・資本)の投入量と、投入の結果えられる生産量の関係をあらわしたもの

続いて、限界生産力について説明していきます。

限界生産力とは生産要素を1単位増加させたときの生産量の増加分


限界生産力とは、生産要素(労働か資本のどちらか)を1単位分増加させたときの生産量の増加分のことです。これを簡単に言いかえると生産性になります。

限界生産性は生産関数と同様に、労働と資本の場合の二つに分けることができます。

  • 資本を1単位増加させた場合の生産量の増加分を資本の限界生産力
  • 労働を1単位増加させた場所の生産量の増加分を労働の限界生産力

といいます。

また、限界生産力はグラフの接線の角度に該当します。これは、生産量を労働もしくは資本の投入量で微分して求めることができます

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生産関数とは、生産要素(労働・資本)の投入量と、投入の結果えられる生産量の関係をあらわしたもの

限界生産力逓減の法則 

限界生産力は逓減する傾向を持っています。限界生産力逓減の法則とは、生産要素の投入量が増加するにつれ、限界生産力が低下していく傾向のことをさします。

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生産関数とは、生産要素(労働・資本)の投入量と、投入の結果えられる生産量の関係をあらわしたもの

さいごに

経済学のおすすめの本
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最後まで読んでいただきありがとうございます!

この記事をきっかけで少し経済学について理解を深めたいと思った方は、以下の書籍から初めてみるのがおすすめです!

それは、スタンフォード大学で一番人気の経済学入門 ミクロ編・マクロ編です。

こちらはミクロ経済学に関して難しい数式を使うことなくわかりやすく説明してくれています。

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しかし、この本を読めば経済学という学問の全体像を知ることができるのでオススメです。


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