かんたんな経済学 / インフレーションとは?わかりやすく解説

かんたんな経済学

この記事では、インフレーションについて解説していきます。

 インフレーションとは、物価が上昇が継続している状態のことを指します。こうしたことは、なんとなく皆さんもお分かりだと思います。

 しかし、インフレがどのように計測され、インフレのメリットやデメリットはどのようなものがあるのかを知っている方は多くはないでしょう。

この記事では、こうしたことも含めてインフレーションを解説していきます。

この記事を読んでわかること

・ インフレーションとデフレーションの意味について理解できます。
・ 経済の仕組みを理解することができます。
 マクロ経済学の知識が身につきます。

インフレーションとは?

インフレーション

 インフレーションとは、物価が上昇が継続している状態です。別の言い方をすると、モノの価値よりお金の価値が低くなっている状態です。

こうした状況がなぜおこるのか?それは、世の中にお金が多すぎて商品が不足しているからです。

 例えば、中央銀行が大量にお金を刷ると世の中にお金が出回りすぎて、インフレがおこることがあります。第一次世界大戦後の敗戦国のドイツでは、賠償金の支払いのためにお金を刷りすぎてハイパーインフレと言う、お金がゴミクズと変わらない状態になったこともありました。

デフレーション

また、c別の言い方をすると、商品の価値よりお金の価値が高くなっている状況です。

 デフレは、世の中にお金が出回っていないから起こります。例えば、銀行が企業にお金を貸し渋りなどをすると、お金は金庫に眠ったままになり、世の中にその分お金が回らなくなります。その分、物価が下がりお金の価値が高くなるのです。

インフレーションは、物価が上昇が継続している状態です。別の言い方をすると、モノの価値よりお金の価値が低くなっている状態。

デフレーションは、物価が上昇が継続している状態です。別の言い方をすると、モノの価値よりお金の価値が低くなっている状態。

インフレーションが与える被害

 では、続いてインフレーションによってどのような被害がもたらされるのでしょうか?まず、どのような人がインフレの被害をもうむるのか?そして、経済全体に与える被害についても解説していきます。

誰に損害を与えるか? 

貸し手

 まず、貸し手がインフレ率の上昇によって被害を受けます。インフレ率が上がっている時というのは物価が上がりお金の価値が下がっています。

 借り手がインフレ率が高まっている時に貸し手に返済をすると、貸した時よりお金の価値が下がっていることになり、損失を被ることになります。もし、インフレが予想される場合は貸し手は利子率をあげることで損失を前もってカバーすることができます。しかし、物価の変化が予想できない場合はどうしようもありません」。

このようにインフレーションが進むと貸し手は、お金の価値が下がることで損失を被るのです。

貨幣の保有者

 インフレーションは物価上昇により、もっているお金の価値を減少させます。そのため、貨幣の保有者は損失を被ります。

タンス預金なんかしている人は、特にインフレの損害を受けます。そのため、現在では利子のつく預金口座が頻繁に利用されます。

 また、インフレーションによってお金の価値が下がる場合、貨幣に税金が課されるようなものです。そのため、市場の効率性は下がってしまいます。こうした、貨幣保有を妨げるような状態をインフレ税と呼びます。

経済全体に与える被害

相対価格の変動

 続いて、インフレーションが経済全体に与えるコストについて説明していきます。それが、相対価格の変動というものです。相対価格とは二つの財の価格の比率のことです。その比率が絶えず変動することになるのです。

例えば、CDとPCの二つの産業があるとします。インフレーションは同時におこることはあまりありません。時間差が存在します。CDだけが早くインフレーションを起こして、PCが遅れることがあります。

そうなった時、買い手は

不確実性の増大

 もう一つは、不確実性です。貨幣価値が将来的にどうなるか予測が難しくなり、計画立案が困難になります。また、退職後のために貯蓄をする場合に、退職時の貯蓄額の貨幣価値を把握することができません。

また、実際にインフレーションによる不確実性の増大や相対価格の変動に晒された国は、経済成長が低くなる傾向がみられます。

インフレーションが経済全体に与えるコストとして

・相対価格の変動

・不確実性の増大

があります。

インフレーションの測定方法

消費者物価指数

 インフレーションはどのように測定するのでしょうか?もし、あらゆる財が同じ率で上昇したならばインフレの測定は非常に容易です。あらゆる財の価格の上昇率はバラバラなのが普通です。

こうした際に、経済学では価格水準の変化を求めるために、複数の財の価格の上昇率の平均を計算します。そのために必要なのが消費者物価指数です。

 消費者物価指数(CPI)とは、家計の消費に使用する財の物価を測る指数です。普通の家庭が使う財の組み合わせ(バスケット)の価格データを用いて算出します。


 そのためには、基準年を100として算出します。例えば、2004年の平均的な家計のバスケットの金額が2005年には1.5倍になったとします。そうすると2005年の消費者物価指数は150となるのです

生産者物価指数

 消費者物価指数は消費者の支出を対象としたインフレの尺度でした。これの生産者や企業バージョンが生産者物価指数(PPI)です。生産者物価指数は、生産者がは販売する商品の平均価格を測定するものです。

 もし生産者が価格をあげれば、その下流にある卸売業者や小売業者も価格を上げなければいけません。そうなると、生産者物価指数だけでなく消費者物価指数も上昇することになるのです。

インフレーションの測定基準には

消費者の側面からみた消費者物価指数

生産者からみた生産者物価指数

があります。

まとめ

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